アルミ鍋の特徴
いまや一般的に普及しているアルミ鍋の特徴とは?
アルミが日本に入って来たのは昭和初期。鉄やステンレスの3分の1の軽さで、熱伝導の良さは鉄の3倍。そのため、みるみるうちに支持を得て今や最も一般的に使われているのがアルミ製の鍋と言われています。それは単に鍋だけではなく、サッシをはじめに車の部品や日用雑貨品にまで多岐に渡っていますね。
アルミはもともと、空気に触れただけで酸化皮膜ができるのでサビにくいのが特徴です。しかし酸やアルカリに弱いために黒ずんでしまうことが使っているとあります。それをカバーしたのが、アルミの表面を硫酸やしゅう酸などの電解液の中で酸化させたのがアルマイト。昔ながらの金色や銀色の鍋ですね。
それに対して、雪平鍋やソテーパン、レストランで使用する寸胴鍋は加工しない生地のままのものが多いです。主にプロの料理人が使用しているのですが、理由は熱が早く伝わり。またその軽さから、腕にかかる負担が少ないからだとか。さらに丈夫なので、プロの調理の過酷な使用にも耐えることが出来ると聞きます。
アルミは空気中や飲み水、食品にも含まれていて一般に日本人は一日に4.5mgのアルミニウムを生活環境から摂取してると言われています。1990年にアルミの「アルツハイマー病との関連」が言われてアルミの鍋の売上が激減したことがありましたが、後にWHOなどでも因果関係を否定する見解を出して終焉したことがあります。
アルミ鍋には、「吉岡鍋」や「無水鍋」そして「文化鍋」と言う、いわゆる名品があります。これらは、日本の台所事情や食文化と共に生まれてきたと言う背景があり今でも現役で使い続けている方も多いと聞きます。それほど、アルミ鍋は丈夫で長持ちすると言うことですね。
アルミの最大の特徴はサビに強く、丈夫で綺麗さが長持ちして、いつまでも美しく保つことができることです。